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師走

23.12.01

税理士法人愛知総合会計事務所の税理士の大橋由美子です。

師も走るほどの忙しさである師走になりました。今年も残すところあと1か月ですが、おかげ様でとても忙しい1年となりました。

経営者になる前の一従業員だったころですが、大量の仕事を一気に引き受けるとき、困ったなと思う反面、内心では嬉しくなってしまう自分がいました。それは仕事を任されて、信頼されていると感じられる嬉しさと、仕事が多ければ多いほど終わったときの達成感が大きいことを想像してしまうからです。個人的な達成感は大きかったのですが、協力してという部分があまりなく、チームワークでの大きな達成感を味わうことはできませんでした。

経営者となった今、仕事をお願いする際には、私のような考え方の人ばかりではないので、スタッフの仕事量を調節しながら、様子を見ながらお願いするようにしていますが、行き届かないこともあります。そんなときは別のスタッフから、「この仕事私が引き受けても良いですか?」と打診されることもあり、スタッフ同士で協力し助け合っているのだと感じます。お互いのできることを率先して動き、お互い助けられたらまた助けてという良い循環が出来ています。

当事務所ではお互いにだいたいの仕事量を把握できるよう、表などにして見える化をしていますが、実際に声をかけあって助け合えるスタッフ同士の関係が素敵だと思います。その関係性が大きなチーム力に繋がっているのだと実感しています。切羽詰まったときほど本質が見えてくるといいますが、繫忙期の当事務所のスタッフのチーム力は本当にすごいのです。経営者となった私は、忙しさの中にチームでの達成感を味わいながら年の瀬を迎えたいと思います。

皆様におかれましても良い年を迎えられますようにお祈り申し上げます。

来年も変わらぬお付き合いのほどどうぞよろしくお願いいたします。

あいち県民の日

23.11.01

税理士法人愛知総合会計事務所の税理士の大橋由美子です。

今年から11月27日が「あいち県民の日」とする条例が定められました。その日を含む11月21日から27日までを「あいちウィーク」と定め、その期間中の1日を「県民の日学校ホリデー」とし県内の学校がお休みになるというものです。

学生だったらすごく喜んでいたかもしれません。

当事務所は有給休暇を自由に取ることができますが、その日にだれもいなくなってはお客様が困ってしまいますので、どうしてもという場合を除き通常2人は事務所にいるようにという制約があります。今のところそれでうまく回っているようです。

有給休暇を取る理由も特に制限はありません。私自身は休む理由について何でも良いと思っていて、可能であれば有意義に過ごせたことを教えて欲しいのですが、立場上、なかなかこちらから理由を聞けないので、所用のためとかでも良いと思っています。

ゲーム発売日のためや遊園地へ行くため、趣味のためでもいいですし、楽しいことで報告してもらえたときは、こちらまで嬉しい気持ちになります。

たまにはリフレッシュしてまた楽しく働いてもらえる環境を提供できるように、日々色々なことを提案していきたいと考えております。従業員のみなさんがより良い環境で働くことがモチベーション維持になり、そのことがお客様への質の良いサービスにつながると思っているからです。

経営をする側にも配慮していただきつつ、来年は「県民の日仕事ホリデー」ができるといいですね。

営業電話

23.10.01

税理士法人愛知総合会計事務所の税理士の大橋由美子です。

当事務所にもたくさんの営業の方からのお電話が鳴ります。ほとんどは、当事務所のスタッフが対応し、興味のあるものだけ私が折り返しをする手はずとなっております。ただ、たまに私が出ることもあります。

先日の営業の電話の方の対応が、『新規で顧問契約を結びたいので税理士からの折り返しが欲しい。希望日は明日だが、週明けでも良い』との伝言でした。営業の方で日時をタイトに指定される方が今までいらっしゃらなかったので、お客様かもしれないと思い私が翌日にお電話をしました。しかし、最初の一言で営業の電話の方と分かったのですが、私にとってはなかなか新しい方法だったので少し話を聞いてみたくなりました。因みに最初の一言は『お電話料金がかかってしまいますので、こちらから折り返しさせていただきます。』でした。

始めは紹介業者ではないと強く説明しており、当事務所をたくさん褒めていただきました。では御社のメリットは?と聞くと話がそれて、利用方法などを一生懸命お話されましたので、もう一度、御社のメリットを教えてくださいと言うと、やはりこちらが料金を支払ってエンドユーザーである顧問先と提携するというものでした。

やっとこちらの意見が言えると思い、丁重にお断りさせていただきました。

お客様からもらっている顧問料を2年間ほとんどその方に渡すという料金でした。当事務所はお客様からいただいた顧問料はお客様のために頑張ってくれる従業員など適正な経費に充てています。そのための適正な顧問料を設定しております。紹介業者様へお支払いする経費があると無駄にお客様からの顧問料を上げざるを得ません。それは当事務所の理念とはずれている旨をお伝えしました。

普段、私が営業の方からのお電話に直接出ない理由は、お互いの時間の無駄を省くためです。最終的にお断りすることに私と相手の時間を使うのが勿体ないため、簡潔にご説明いただき、私がそれについて興味があれば折り返しをする方が良いと思っているからです。

しかし、どんなことにも気付きがあります。

最初の第一印象は斬新で驚きましたが、そのあとはいつもの営業トークに少しがっかりしている自分がいました。新しい驚きには、何かあるかもしれないと少し期待してしまうので、そういう時はいつもよりハードルが上がってしまうのだなと感じました。

新しい手法を使う時は、その後の期待を裏切らない方法をより一層考えるべきなのだと勉強になりました。

その時は突然やってきます

23.09.01

税理士法人愛知総合会計事務所の税理士の大橋信義です。

それは相続です。相続とは1人の人がなくなったときにその方の財産や債務を引き継ぐことをいいます。相続税が課税されるかどうかは引き継いだ財産が多いかどうかによって決まります。

相続税の申告が必要な方は、故人が亡くなったことを知った日から10カ月以内に申告と納税をしなければなりません。

亡くなってすぐは心労に加え葬儀や手続き関係で大変になります。

そこから相続税がかかるかどうかについて、まずは故人の財産を調査するのにも時間がかかります。近年では相続する方が同居していないことも多く、どこに何がしまってあって、どれくらい財産を持っているか不明な方も多いです。

そして、財産が確定してもそこから誰がどの財産をもらうかを決めなければいけません。ここが思ったより時間がかかります。もちろん争いになる可能性も十分にあります。

そうすると10か月はあっという間に来てしまい、申告だけでなく納税もしなければならないので、納税資金が必要となります。例え、争いにより誰がもらうか決まっていなくても未分割として10か月以内に納税をしなければなりません。

十分に準備をしていても10か月はすぐに来てしまいますので、相続税の申告が必要かもしれない場合は、できる限り早めに税理士に相談することをお勧めします。

逆境にも強く

23.08.01

税理士法人愛知総合会計事務所の税理士の大橋由美子です。

いよいよ夏本番になりました。一昔前は30℃を超える真夏日と聞くたびにすごく暑いと感じていましたが、今では35℃を超える猛暑日が何日も続くため、30℃くらいだと涼しいとさえ感じるようになりました。

この時期になると必ず思い出すのが税理士試験です。大きな試験にはいろいろとドラマがあったりしますが、私も波乱万丈な試験を受けてきました。

あるときには、試験の前夜に宿泊したホテルで夜中に非常ベルが鳴り、爆睡していた私の部屋へ試験仲間の一人が何度もドアを叩いてくれて、訳も分からずパジャマ姿で屋外へ逃げたという経験がありました。結局は誤報だったので良かったのですが、あまりの出来事にドキドキしてそのあと眠れませんでした。

また別の試験では、試験会場に行くまでに豪雨となり、浸水までしていて靴も靴下も脱ぎ、じゃぶじゃぶと水の中を歩き試験会場まで行きました。当然服も濡れた状態で試験が始まりどうにか集中しようとするのですが、試験中もすごい雷で何度も停電したため、異例の試験時間が少し延長になったほどです。

しかし、結果的には合格していたので、きっと、こんなことで1年を無駄にするものかとの思いで、実力を発揮できたのだと思います。きれいな言葉ではありませんが「火事場の馬鹿力」が出たのかもしれません。

経営者の方々はもっとたくさんの逆境を乗り越えてきているかと思います。そんな経営者を支える逆境の強い人でありたいと思っております。

逆転の発想

23.07.01

税理士法人愛知総合会計事務所の税理士の大橋由美子です。

7月は源泉所得税の納期特例の納付があります。本来ならば従業員から預かった所得税を翌月10日までに毎月納付しなければならないのですが、従業員が常時10人未満である場合は半年に一度(7月と1月)に納付することができるという規定です。

できるという規定なので、毎月納付しても良いのですが、半年に一度の納付で済むのであれば利用する企業は多いです。

しかし、一定の状況下ではメリットばかりではありません。10人未満でも給与が高額な場合、源泉所得税も高額になります。その高額な源泉所得税を半年に一度納付することは資金繰りの観点から得策とは言えないからです。

資金繰りを良くするためには、「支払はなるべく遅く、回収はなるべく早く」が鉄則ですが、適切な経営判断を考えると遅くすることよりも毎月安定して支払う方が良い場合もあります。経営者の方々が資金繰りで困る原因の一つとして、「まとまった支払」が挙げられるからです。

支払を遅くすることで資金繰りに回すことも重要ですが、毎月の固定的な支出としてしまった方が経営判断がつきやすいこともあります。

一個人の性格が異なるように一企業の性格(業種業態、規模など)も異なるため、当事務所は一つ一つ丁寧にお客様に合った方法を提案しております。そういう提案をするときにいつも気をつけて考えるようにしているのが逆転の発想です。必ずメリットの逆のデメリットを考え、一般的にデメリットとなるものが本当にお客様にとってもデメリットなのかを考えるようにしています。

こんな風に考えて一番良い方法を提案し、喜んでもらえたときは格別に嬉しいですね。

良いところ探し

23.06.01

税理士法人愛知総合会計事務所の税理士の大橋由美子です。

6月は梅雨時期で雨が多く苦手という方も多くいらっしゃると思います。私もそのうちの1人です。私は苦手なものに対しては「良いところ探し」をして少しでも和らげようするところがありますので、6月も少しでも良い月にしようと、いつも「良いところ探し」をするようにしています。

①子供の誕生日がある

②さくらんぼがおいしい時期

③桃やシャインマスカットがそろそろかな

④雨のおかげで涼しい

⑤紫陽花がとてもきれいなので、紫陽花が咲いている道を遠回りして通るetc.

少し考えただけでもなかなか色々出てくるものです。

根が単純ですので、これだけでもちょっと嬉しい気分になってしまいます(笑)

まだまだあります。

⑥素敵な傘探し(お昼買いに行くのも億劫になりがちなので。。。)

⑦お客様のところへ訪問すると雨の中ありがとうねと感謝され、帰り際に雨だから気を付けてねとお声がけいただける。

何だか6月が楽しみになってきてしまいました。私は本当に単純なのです(笑)

当たり前に過ぎていたことでも、探すという行為により改めて確認してみると嬉しい気持ちになったりします。良いことばかりではないと思いますが、嫌なことがあったときは、「良いところ探し」をしてみると新しい気付きがあるかもしれませんね。

インボイス制度

23.05.01

税理士法人愛知総合会計事務所の税理士の大橋信義です。

令和5年10月からスタートするインボイス制度の準備はできていますか?

インボイス制度は事業者が税務署へ登録申請し【適格請求書発行事業者】としての登録番号を付与してもらい、その登録番号など一定の事項を記載した【適格請求書】を発行することにより、その【適格請求書】を受取った取引先が仕入税額控除(消費税の計算をする際に支払った消費税額等を差し引いて、重複課税を解消すること)をすることができるという制度です。

そのため取引先から登録番号が記載された【登録通知書】を求められるケースも増えてきています。逆に外注先が登録事業者かどうか確認をし、今後の取引を考えている事業者も増えてきているのではないでしょうか。

このような場合にいつも思うのは付加価値の大切さです。

事業をされている方は大なり小なりメリットデメリットを考えて取引先とのお付き合いをされていると思います。当然ながらメリットが上回るからこそ取引が続いているのですが、今回のように登録事業者でない場合、たかが10%の関係性なのか、あるいはされど10%の関係性なのか、このような場面で試されているような気がしてしまいます。

当事務所も、このように社会的なところからデメリットが発生するような場合にも、より付加価値をプラスしてお客様にサービス提供できるように日々努力していかなければならないと身が引き締まる思いです。

始まりの時

23.04.01

税理士法人愛知総合会計事務所の税理士の大橋由美子です。

桜が満開になると入学や就職など、新しい門出を応援したくなる季節となりますね。

法人も3月決算法人が多いため、4月は新しい期が始まる月でもあります。多くは前期の結果を踏まえて今期の目標を立てることとなります。

以前ある社長のお話しで、決算書は私にとって通知表みたいなものです。とおっしゃられた方がいらっしゃいました。利益が出ていないと通知表の点が悪いような気がしてしまうようです。その方は毎月の月次で今月利益どう?と私が来るのを心待ちにしているようでした。

そのようなこともあって、経営判断を早くするため、そして心待ちにしている社長へ早くお届けするために、月次資料をできる限り早く、また分かりやすいように報告しております。

初々しいスーツ姿の方々が、それぞれの夢を胸にキラキラした瞳で電車に乗っているのを想像して、4月はいつも微笑ましく思います。夢に向かって頑張る姿は、初めてのことでも始まりの時でも応援したくなりますね。

今期も頑張ろう!とする会社の少しでもお役に立てれば幸いです。

励みになりました

23.03.01

税理士法人愛知総合会計事務所の税理士の大橋由美子です。

10年ぶりのお客様からのご依頼がありました。ご本人様は始め5年くらい前に。。。とおっしゃっておりましたが、記録を見てみると10年経っていました。私もそんなに経っていたとは思っていなかったので、驚きました。10年ぶりでしたよ!とお話しすると、道理で年も取るもんだと笑っていました。

時が過ぎるのが早いと思う年齢になってしまったのだと感じると同時に、10年経った今、依頼をしようと思っていただけたことに心が温かくなりました。

ひたすら誠実にお客様を想って取り組んできたかいがあったと感じた瞬間でした。

法人化していることに大きくなりましたねとお褒めの言葉をいただき、1人から始めた事務所でしたので、少し感慨深い気持ちになりました。

が、しかし、繁忙期!何とか3月15日まで頑張りたいと思います。

お客様の言葉はとっても励みになっています。

今後とも税理士法人愛知総合会計事務所をご贔屓にお願いします。